だ液は「身体の鏡」といわれ、血液や尿と同じように健康状態の指標となる多くの情報を含みます。だ液中の成分の大部分は血液由来のため、がん細胞からしみ出す代謝物質は血管を通り、だ液中にしみ出します。
SalivaChecker®は、最新の測定装置を用いてこれらの物質の濃度を解析することで、がんのリスクを調べます。
人間のだ液には、安静時だ液・刺激性だ液の2種類があります。SalivaChecker®は血液成分に近いといわれる「安静時だ液」を用いて検査を行っています。
刺激性だ液
食事や、うがいなどの刺激によって分泌されるだ液
安静時だ液
安静にしているときに自然に出るだ液
だ液の分泌量
1日に1~1.5L
安静時 毎分0.3~0.4ml
刺激時 毎分1~2ml
もしがんになっても、早期発見ができれば治療の負担も少なく、家族も安心です。
数滴のだ液を採取するだけなので、体に負担をかけません。血液検査が苦手な方でも安心して受けていただけます。
SalivaChecker®のだ液がんリスク検査技術の基礎となった研究は、多くの論文が国際的な学術誌に掲載されています。サリバテックHPに論文の一覧を掲載しています。
検査実施日より約3週間で医療機関へ結果を提供します。
検査を受診された方へお渡しするまでの期間は各施設ごとに異なります。
結果をご覧になって、がんのリスク値が高い場合は、検査を受けた医療機関に相談されることをお勧めします。
リスク値が低い場合でも、定期的にSalivaChecker@を受診することをお勧めします。
以下の食品の摂取を控える
・枝豆、納豆、煮豆、豆腐などの「豆」を主原料とした料理
※しょうゆ、みそなどの調味料は問題ありません。
・クルミ、アーモンドなどのナッツ類
・シジミ
・豆類、ナッツ類、シジミを材料としたサプリメントや健康食品
夜9:00以降、水以外の飲食を控える (採取の12時間前を目安とします)
朝食を控える
・歯磨きは検査2時間前までに済ませる
※歯肉を傷つけしてしまうような強いブラッシングは控える。
※歯磨き粉、マウスウォッシュの使用は可能。
×ガム、飴、トローチ ×うがい薬 ×入れ歯接着剤
×激しい運動 ×喫煙 ×口腔内の手入れ(爪楊枝、歯間ブラシなど)
30分前にコップ半分 (100ml) 程度の水を飲む
※他の検査で水分を摂取できない場合は軽く口をゆすぐ。
※口紅、リップクリームは検査前にふき取ってください。
その他の注意事項
■ドライマウスやだ液の出にくい方は事前に検査担当者に伝えてください。
■薬を服用中の方は事前に医師にご相談ください。
採取容器にストローをさします。
自然に分泌されるだ液を口の中に溜めます。
口に溜まっただ液を、ストローを通して採取容器に移します。うまく出せない場合はうがいをしてからもう一度採取を行います。
ストローを振ってだ液を採取容器の中に落としてください。規定線までだ液を入れてください。
採取容器のキャップをしっかりと閉めてください。
スタッフへ採取容器を渡してください。
本検査はだ液を採取した時点でがんの疑いがあるかどうかを調べる検査です。
生涯にわたってのリスクを予測するものではありませんので、定期的に受けていただくことをお勧めします。
また、各検査には長所と短所があり、互いに補いあっています。
SalivaChecker®と他の検査を併せて受けると、がんを見つけ出せる可能性は高くなります。
本検査は、遺伝子検査でがんになりやすい体質かを調べるものではなく、検査を受けた時点でがんの疑いがあるかどうかを調べる検査です。
そのため、生涯に一度きりではなく、定期的に受けていただくことをお勧めします。
本検査は、がんを診断するためのものではなく、現在がんの疑いがあるかどうかを調べる検査です。
高いリスク値が出てがんの発見につながる場合もある一方で、リスク値が低い場合でもがんがある可能性もあります。
必ずがんを発見できるというものではありません。
リスク値が高い場合には、検査を受けた医療機関または検査後の相談ができる医療機関にご相談いただくことをお勧めします。
本検査は、少量のだ液を採取するだけで、複数の種類のがんのリスクを調べることができます。
本検査は最先端技術を用いた新しい検査法のため、健康保険診療は適用されません。
自由診療となりますので、 検査料は検査を受ける方の全額負担となります。
本検査を受けることはできますが、体内に強い炎症があるとリスク値が高く出る可能性があります。
▶その他Q&AはWebサイトをご覧ください。